合成界面活性剤が含まれているって本当？
化粧品選びをする際に、気を付けておきたいことの１つに、どんな成分が含まれているかという点が挙げられます。
例えば、bbクリームの場合だと、その役割は主に必要とされるメイクアイテム…つまり、化粧下地やファンデーションなどに含まれている成分が配合されています。
しかし、それらとともに化学的に合成された物質も含まれていることが多々あります。 代表的なものとして、合成界面活性剤と呼ばれるものがあり、この物質を一度は耳にしたことのある方もいらっしゃるでしょう。
そもそも界面活性剤という物質がありますが、これは普通は互いに相反して混ざり合うことがないとされる水と油の境目にある部分を界面と言い、そこを混ざりやすくする物質です。
これは化学的に合成されることで合成界面活性剤となります。 化粧品だけでなく、例えば台所用洗剤やシャンプーなどでも使用されています。
化粧品の中にはこの合成界面活性剤が多く含まれているものがたくさんあります。 実は、この物質は化学物質であり、自然由来のものでないために、肌に悪影響を及ぼす可能性があるともされています。
というのも、前述のとおり、普段はお互いに弾き合う水と油を馴染ませる働きがあるために、これを含んだ化粧品を使用すると、皮膚にある脂分を取り去ってしまうのです。
今や女性に大人気のbbクリームは、様々な機能が１つにまとまっているために、成分も非常に多く含まれています。 もちろん中には合成界面活性剤を多分に含んだものも多数あります。
合成界面活性剤は肌にある脂分を取り去ってしまう…そう聞くと、無駄な皮脂をしっかりと取り除いてくれるというようなイメージを持たれるかもしれません。
しかし、皮膚にある皮脂の中には、それ自体が肌のトラブルにつながるものもあれば、肌に潤いを与えるものもあるのです。
皮脂は一概に肌の敵というわけではなく、必要なものもあるため、界面活性剤を使ってしまうと、必要だろうが不要だろうが、のべつまくなしにすべて取り去ってしまうので、かえって悪影響をもたらしかねません。
以上のことから、bbクリームには含まれがちな合成界面活性剤。 そのデメリットを理解した上で、正しく使用していくことが肌を守ることにつながります。
