BBクリームのbbとは何の意味
世の中には、実に様々な化粧品が存在しています。
そして、当たり前のことですが、その化粧品１つ１つには、名前が付けられています。
たいていの名前は、聞いただけでも、大体の意味がわかるようになっていると思います。 例えば、「アイライン」と聞くと、「目の所に線を引くもの」ということがわかりますし、「頬紅（チーク）」と聞くと、「頬に色を付けるもの」といった感じで、意味が伝わってくるのではないでしょうか。
では、多機能で肌に優しいといわれている「bbクリーム」はどうでしょうか。 一見すると、「クリームである」ということしかわからないですよね。
しかし、この「bb」には、それなりの意味があります。 「クリームなのはわかるけど、bbとは一体何を意味するの？」と思っている方のために、bbとは何を意味するのか、ご説明していきます。
bbクリームのbbとは、「blemish balm（ブレミッシュバーム）」の頭文字です。 blemishには、傷や欠点という意味があり、balmには軟膏や香油という意味があり、この２つを合わせると、「傷や欠点を補う（隠す）ためのクリーム」という意味になります。
現在では、化粧品の１つとして知られていますが、この意味からも察しがつくように、bbクリームは元々「ブレミッシュバーム」という名前で開発された医療用のクリームです。
そして、bbクリームは「韓国コスメ」というイメージが強いのですが、実はbbクリームの先祖にあたるブレミッシュバームが生まれたのは、韓国ではなく、ドイツのシュラメックという会社です。
ブレミッシュバームは、美容整形やピーリングなどの治療が日常的に行われているという美容事情のある韓国に、1980年代に持ち込まれました。
そして韓国で、bbクリームという１つの化粧品として、再開発されたのです。 つまり、bbクリームのbbとは、医療用クリームのブレミッシュバームの名残ということです。
