BBクリームの発祥国はドイツ
近年、その使いやすさや機能性から、幅広い年齢層の女性たちに人気を集めている「bbクリーム」。
皆さんは、このbbクリームの発祥が、どこの国なのかということをご存知でしょうか。
今、お隣の国の「韓国」をイメージした方、惜しいです。 惜しいというよりは、韓国という答えで間違いないのですが、韓国はbbクリームとして再開発された国です。
一般的にbbクリームは、「韓国コスメ」として広く浸透していますが、実は発祥国はドイツです。 ドイツのシュラメック社から発売された、「ブレミッシュバーム」という医療用のクリームが元祖といわれています。 bbクリームの「bb」という部分は、bbクリームの元祖、ブレミッシュバームの名残です。
韓国というのは、美容整形・ピーリング・レーザーなど、理想的な顔を作るための治療が日常的に行われています。 「大学の入学祝いに美容整形をする」というケースもあるようで、日本と比べると、そういった治療がごく自然に行われていることがわかりますよね。
しかし、そういった治療は、ケガや病気を治す治療とは違います。 ケガや病気を治す治療であれば、治療を受けるごとに治癒していくものですが、美容整形などの治療は、本来であれば受ける必要のない治療であるため、肌に傷をつけてしまうことになります。
そのため、治療を受けてしばらくの間は、肌が炎症を起こした状態で、メイクも困難になります。 そこで1980年代に、再生・保湿・保護という効果と共に、スキンケアやベースメイクとしての効果も果たすブレミッシュバームが、発祥国のドイツから韓国に持ち込まれました。
それからは、医療用のクリームとして、医療機関のみで購入することができたのですが、1990年代に入ってから、韓国の芸能人の間にも広く普及しました。
そして、2000年代に入ってからは、一般の人でも購入しやすい値段のbbクリームが製造・販売され、韓国人女性の間に普及していったのです。