BBクリームは何故肌に優しいのか
ファンデーションよりも肌に優しい、と言われる事の多いbbクリーム。
何故、そこまで肌に良いのでしょうか。
カバー力があり、落とすにはクレンジングが必要な以上、ファンデーションとそう変わらないのでは、と感じてしまうのも当然です。
bbクリームは元々、ピーリングなどの皮膚科手術の後に、炎症を抑えたり、肌を外部の刺激から守ったりするために開発されたアイテムです。
bbとは、「Belmish Balm」の略。 傷を保護する軟膏、の意味です。 本来は医療現場で使用されるもののため、刺激が少なく、肌に優しいとされています。
この機能に着目したのが、美容整形が盛んな韓国。 安価で、入手しやすいコスメアイテムに改良し、大流行となりました。
その話題がネットや芸能人の口コミで日本にも流れ、広く流通するようになったのです。 こうした経緯を考えれば、bbクリームが肌に優しいと言われるのは当然です。
しかし、現状では非常に多くのメーカーが市場に参入しており、価格競争も盛ん。 本来の意味から離れ、ただ美容成分をたくさん含むファンデーションをbbクリームとして販売している所もあります 。
その上、オールインワンコスメとしての機能を売りにするため、必要以上の成分やSPF値を盛り込んだ商品も少なくなく、それらは肌に優しいどころか、ファンデーション以上の負担をかけてしまう場合もあります。
現在のコスメ市場では、bbクリームはバーミッシュバームの事ではなく、単にオールインワンファンデーションとしての意味合いが濃くなっています。
もちろん、そうではないメーカーの商品もたくさん存在するので、本当に肌に優しい商品を探すなら、しっかりと下調べをして購入するようにしましょう。
